数寄屋建築は、書院建築が重んじた格式・様式を極力排しているのが特徴である。虚飾を嫌い、内面を磨いて客をもてなすという茶人たちの精神性を反映し、シンプルながらも洗練された意匠となっている。以下に、数寄屋に特徴的な要素を挙げる。
@ 長押の省略
丸みを残した面皮柱を用い、長押は省くことが多い。
常使用帶樹皮之圓柱,並省略長押的構造。
@ 床の間
書院造のそれと比べると小規模で質素である。
相較於書院造,其規模較小且樸素。
@ 深い庇
庇を長めに造ることで、内部空間に深い陰翳と静謐をもたらす。
出簷較深,造成室內空間之陰影與靜謐。
高台寺 傘亭 數寄屋度100%
桂離宮 笑意軒 數寄屋度90%
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